Vol−U 速報・YAMAHA MT-09試乗しちった。


いくらスペックを眺めてみても、バイクって乗ってなんぼでしょ。
そのとおりである。

しかし、くだんのYAMAHA MT-09。
発売日もまだだし、試乗出来る所もあんまり無いんだろうなぁ〜
なんて思っていたのだが。

灯台もと暗し。
なんと、いつもお世話になっているバイク屋さんに、
MT-09の試乗車があるらしいという情報が飛び込んで来た。

すわっとばかりに、詰まっていた予定をすべてキャンセルして、
勇み足で出かけたのでありました。


2014年4月 初稿


試乗の前に、するべき事は?


いざ試乗に望まん。

なんたって試乗ですからネ。
十分な準備と心構えをもってのぞむ必要がある訳です。

まず風呂に入って身を清め、
神社に参拝して邪気を払い、
おみくじを引いて吉凶を占う。
そのくらいの事は当然でありましょう。
つ〜か、今年は初詣も行ってなかったしなぁ・・・・

と言う訳で、シャワーを済ませ、いそいそとMonsterにまたがったのでした。

神社はあの山の上だぜ。
古峰神社

平野部では、桜が良い感じだったが、
山道を進めば、咲いている花がモクレンに変わり、梅に変わった。
たいして標高差も無いと思うに、まことに日本に四季は『いとおかし』。

今日は、渓流の解禁日だったらしく、川に面した道路には、
びっしりと路上駐車のクルマの群れ。
景色を楽しむ気分が、吹っ飛んでしまったよ。

そうこうしているウチに、神社の駐車場へ着いた。
古峰神社

鳥居をくぐれば、身が引きしまる気がします。 (そういう事にしておこう)
古峰神社

さてお参りだ。
古峰神社

無事、お参りを済ませました。

おみくじを引けば、『中吉』。
これ以上が無い『大吉』よりも、むしろ良いではないか!
良かった。良かった。

こうして私は、身も心も最上の状態にまで高め、試乗に向かうのである。

思った以上にコンパクト そして軽い。


いたいたコイツです。
YAMAHA MT-09
まず外観から受けた印象は、『小さい』って事。
特に、前後長がものすごく短く感じる。
シートエンド等の処理などによる、デザイン上の効果も有ると思うのだが、
まずそのコンパクトな事に驚いた。

ライトまわり。
YAMAHA MT-09
ライトの上の4本のネジ気に成りますネ。
なんか素敵なモノを取り付けられるような気がしてしまう。

エキパイ
YAMAHA MT-09
なんだか、複雑に見えるのは俺だけでしょうか?

ハンドルまわり
YAMAHA MT-09
オフ車以上にスカスカである。


それでは、またがってみましょう。

あっ軽い。

体感したのは、850ccクラスのバイクでは有り得ない軽さ。
まるで250ccクラスのバイクみたいだ。
スペック以上に軽く感じる。

単気筒のバイクでも無い限り、
ちょっとコレは、今までに無かった。


で走り出します。
あっけらかんと、すべてが軽い。

新作の3気筒エンジンは、
V2エンジンみたいなドコドコ感は無く、
低速でも結構粘るけど、、スムーズでパワフルで回せばパワーが出る。
基本は、4気筒エンジンに近い感じだ。

ポジションは、オフ車のポジションみたい。
コーナリングの時、思わずシートの一番前まで尻をずらしてしまいそう。
車体の軽さばかりでは無く、すべての操作系のタッチが軽いので、
ホントに250ccのオフ車に乗っているみたい。
ヒラリペタンのオフ車乗りも可能。

それでいて、イザとなれば850ccのパワー炸裂!。

コレは絶対に楽しい。
まさに、意のままに扱えるバイク。
まさに、ファンライドである。

コイツなら、粕尾峠みたいな狭くて険しい峠道も楽しそう。
街乗りも得意そうである。


フロント足まわり。
YAMAHA MT-09
こうして見ると、なるほど確かにサスストロークが長いような・・・・

スイングアームとマフラー。
YAMAHA MT-09
この短いマフラーカッコ良いよねェ♪。

リアサス。
YAMAHA MT-09
サスユニット、あんな所に斜めに付いています。

タンクとハンドルまわり。
YAMAHA MT-09
ちいさなメーターユニット。
液晶表示のタコメーターは特に違和感も無かったス。
SUZKI車みたいに、ギアポジションの表示も有るんです。
そんなのどうでもいいやと思っていたけど、有れば便利です。

試乗を終えて。


お店の皆さまに、丁寧にお礼を言って試乗を終えた。
Monsterにまたがり帰路に付く。

空冷Lツイン800ccエンジンのドコドコ感が、なにか妙に優しく感じる。

スペック編のところで、MonsterとMT-09は、
『軽い車重と充実の足回りを持つネイキッドバイク』と言う事で、
似たキャラなのではないかと予想した。

乗ってみたら、全く違うバイクだった。

それぞれの目指す所は、大括りに見れば同じだろう。
『気負わず乗れる、ファンライドなバイク。』って事だと思う。

しかし、これほどまでに違うバイクになってしまうのは、
求める楽しさが違うからだろう。

YAMAHA MT-09は、確かに良いバイクだと思う。
今までの国産車に無かった個性を持つと思う。
『モタードとネイキッドと融合』という事も、
思ったよりも乗り味に表現出来ていたと思う。
正直良いバイクだと思う。

しかし、あくまでロードバイクとしてネイキッドとして、
オーソドックスな中で楽しさを感じさせるMonsterもまた良いと思ってる。
そして、L2エンジンの存在感の大きさ・・・・・

どうも、試乗のせいでMonsterの良さを再認識してしまったようだ。

そんな訳で、どっちが良いかと聞かれても、
答えられない状況に落ちてしまった訳であります。

ホントにもう、バイク選びって困る事ばかりですなぁ。



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